読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

reima’s laboratory - れいま@六畳一間

Through the neighbors' inflexible grace. I'm learning to live on the internet.

The Mirrors Truth - レガシーPCのWindows10アップグレード顛末記 その2

前回の続き。

Intel RST(Rapid Storage Technorogy)とは?

そもそも、Intel RSTって何?って質問に関しては、公式の解説を読んでもらえば良いのだが、大雑把に言えば、チップセットに含まれるSATAコントローラのドライバを含む、ストレージ管理アプリケーションの名称という認識で問題ない。

P35チップセットSATAコントローラの設定は、AHCIかRAIDの二択なのだが、前回のエントリで、

内蔵HDDは2TB×4台で、RAID1×2の構成。消耗品なのでこれまでに何度か交換している。 

 と書いた通り、うちのメインマシンではRAIDの設定を使用している。

Windows10へのアップグレードによる影響

うちの場合は、Windows7→Windows10へのアップグレードを行ったわけだが、その結果、Intel RSTが綺麗に居なくなってしまうので、アップグレード後に別途インストールする必要がある。

Intel RSTのバージョンについて

最新版では、きちんとWindows10に対応している(SetupRST.exeを落とせば良い)。

しかし、下記の通り、対応チップセットにP35チップセットは含まれていないし、最新版をインストール(SetupRST.exeを実行して再起動)したとしても、ブート時にBSOD(INACCESSIBLE BOOT DEVICE)が出て起動しなくなるだけである。

P35チップセットに対応したバージョンのIntel RSTは下記になる(STOR_allOS_9.6.0.1014_PV.exeを落とせば良い)が、当然、古い版になるので、Windows10には対応していない。

Intel RSTのインストール

結論から書くなら、必要となるのは下記2点となる。

  1. 最新のIntel RSTのアプリケーション部分
  2. Intel RSTのインストール時設定(サービスの登録など)

わりと荒業になるので、もし真似をする場合は、自己責任できちんとリスク回避手段を取るようにして頂きたい。

1. 何かあった際に元に戻すための復元ポイントを手動作成

2. P35チップセットに対応したバージョンのIntel RSTをインストール

ここで、Intel RSTに含まれているSATAドライバの方が古い場合に、上書き確認のダイアログが出るが、上書きをしないことにはインストールが進まないので、上書きする。

P35チップセットに対応したIntel RSTは、アプリケーションが32bit版なので、x64環境においては、「C:\Program Files (x86)\Intel\Intel(R) Rapid Storage Technology」にインストールされる。

ここで再起動を促されるので、再起動を行う(次項の3を再起動する前に行っても良いかもしれないが、未確認のため自己責任で)。

3. 上書きされたSATAドライバを元の版に戻す

2にて、古い版のドライバの上書きを行った場合は、デバイスマネージャから以前のバージョンのドライバに戻しておく。

再起動を促された場合は再起動する。

4. 最新版のIntel RSTのインストールを取り消すための復元ポイントを手動作成

5. 最新版のIntel RSTをインストール

最新版のIntel RSTは、アプリケーションの64bit版があるので、x64環境においては、「C:\Program Files\Intel\Intel(R) Rapid Storage Technology」にインストールされる。

ここで再起動を促されるが、再起動したところでBSODループが待っているだけなので、再起動は行わない。

6. 最新版のIntel RSTインストールフォルダを別のドライブにコピーする

7. システムの復元を使い、4で作成した復元ポイントに戻す

8. P35チップセットに対応したIntel RSTを削除する

アンインストールではなく、インストールフォルダのみを削除する。

手順の例としては、以下のようになる。

  1. アプリケーション(IAStorIcon.exe、IAStorUI.exe)を終了する
  2. サービスを停止し、ストレージサービスプロセス(IAStorDataSvc.exe)を終了する(LockHunterのTerminate Locking Processes等を使用して確実に殺す)
  3. Intel(R) Rapid Storage Technology」フォルダを削除

9. 6にてコピーした、最新版のIntel RSTインストールフォルダを、元の位置にコピー

「C:\Program Files\Intel」下にコピーする。

10. 最新版のIntel RSTインストールフォルダへのシンボリックリンクを作成

Link Shell Extension等を使用して、「C:\Program Files (x86)\Intel」下に作成する。

11. 再起動して動作を確認

最初のうちは、IAStorIcon.exeがストレージの状態を正常に認識出来ないなどの症状があったが、しばらく使っているうちに解消した。

 

 

The Mirror's Truth

The Mirror's Truth

 

 

ア・センス・オブ・パーパス

ア・センス・オブ・パーパス